2019年8月21日

路面電車の跡

新宿にも昔、路面電車が走っていました。調べてみると、歌舞伎町一番街のちょうど目の前の靖国通りに路面電車の新宿駅はありました。
靖国通りから明治通りを通り飯田橋、お茶の水を通って水天宮前まで結んでいました。

路面電車は、歌舞伎町一番街の目の前にある新宿駅を出発すると、現在の新宿区役所前の停留所に停まりました。
そこから、本線と大久保の車庫への短絡線が分かれ、短絡線はゴールデン街の裏を通り新宿六丁目の交差点を過ぎ現在の新宿文化センターと手前の東大久保一丁目アパートの所に向かいました。
そこに路面電車の車庫である大久保車庫がありました。ネットで少し検索してみるとゴールデン街の横を旧型の路面電車が走っている写真を見ることが出来ます。会社の帰りがけに四季の路を通りますが、ここを路面電車が走っていたと思うと感慨深いものを感じます。

本線に話を戻します。
本線はそのまま、新宿五丁目に向かい、そこから大きく左に曲がり明治通りに入っていきます。
そして、新宿六丁目の交差点で短絡線と合流し現在の新宿文化センターである大久保車庫に向かっていきます。そこから少しの間専用軌道に入っていき若松町の方に向かい飯田橋、お茶ノ水を通り水天宮前まで結んでいました。

この路面電車ですが、1970年に廃止となってしまいました。
交通渋滞の元凶とみなされてしまったからです。現在、路面電車は、早稲田から三ノ輪橋を結ぶ荒川線だけになってしまい鉄道好きな私にとっては寂しい限りです。
ただ今後、銀座と晴海を結ぶ路面電車を造ろうという構想もあるので今後増えていくかもしれません。もしかすると何年か先にもう一度新宿に路面電車を復活させようという話が出てくるかもしれません。その時には一番電車に乗ってみたいものです。

路面電車が走っていた跡である四季の路の入り口



新宿支店 谷尻

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